【体験談】離婚のメリット・デメリットを具体的に整理する方法

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離婚のメリット・デメリットを具体的に整理する方法
目次

離婚のメリット・デメリットの整理

離婚を考える上で
メリット・デメリットは必ず整理したいです。

メリット・デメリットの整理は

  • 離婚の必要性の認識
  • 離婚に対する不安の軽減

につながります。

これまで確認してきたように
離婚はあなたや周囲にも大きな負担になります。

メリットを整理することで
大変だとしても離婚に価値があるとわかり
デメリットに対しても意識を向けることで
不安が減り今後離婚に迷わずに済みます。

離婚のメリット・デメリットを
整理する際のポイントは4つあります。

  • 短・中・長期的な視点で整理します
    短期:離婚成立まで
    中期:離婚から1年程度まで
    長期:離婚から1年後以降
  • 思いやりは不要です
    離婚に価値があるか追及していく作業です。
    相手のことを思いやるような内容は
    メリット・デメリットの整理では不要です。
  • 相手の言動を具体的に想定します
    「~な可能性がある」「~となった場合は」
    など想定できる範囲も整理したいです。
  • 優先順位も整理します
    人それぞれ大切にしているものは違います。
    「自分にとって大切」を重視しましょう。

それぞれお伝えしていきます。

短・中・長期的な視点で整理する

特に中・長期的な視点が重要です。

離婚するまではあっという間に時間が過ぎるので
短期的なメリット・デメリットに
一喜一憂する余裕や暇はあまりありません。

それよりも離婚した後の生活に大きく影響する
中・長期的な視点で考えるべきです。

離婚が成立するまでの期間はあっという間に過ぎるため、離婚した後を見据えたメリット・デメリットが大切

私の場合は子供に関する視点を重視しました。

異常な夫婦関係を子供に見せ続けたら
親や家族というものを歪んだ形で認識してしまう
と考えていました。

離婚が子供の負担になるのはわかっています。
それでも子供の全ての土台となる家庭環境が
少しでも正常に近づけることの方が
子供の将来にはプラスだと考えて決断しました。

元妻に親権が渡ってしまったので
子供への心配や不安は尽きません。
片親家庭となったことで周囲との違いに
子供が思い悩む日が来るかもしれません。

それでも離婚した今の方が
余程マシだという考えは変わりません。

モラハラが常態化した異常な夫婦関係よりも、片親だとしても異常ではない家庭環境の方が、子供にとって良いと考えた。

子供やお金の内容は長期的な関わりになります。
なおかつトラブルにもなりやすいので、
特に中・長期的なメリット・デメリットは
十分に検討しておきたいです。

思いやりは不要

離婚相手にも思いやりを持てる心優しい方。
人としてはとても素晴らしいですが
メリット・デメリットの整理では不要です。

「離婚は相手にもメリットがある」
「離婚が相手の仕事や立場を悪くする」
「相手の家族にも迷惑をかけてしまう」
どれもあなたにとってのメリット・デメリットではありません。

離婚はあなたや大切にしたい人・ものが
より豊かに・もう傷つかないためにするんです。

離婚は誰のためでもない、あなたのためにするんです。

思いやりが不要な理由はもう1つあります。
こちらと同じように相手は思いやってくれないし
そもそも相手は思いやりを持てません。
そんな相手だからこそ離婚を考えているはずです。

離婚を切り出された相手の多くは
あなたを敵だと思って容赦なく攻撃してきます。
相手からすれば言われもないことで
一方的に傷つけられたと考えるからです。

離婚を切り出された相手は、あなたに対して一切の思いやりもなく攻撃してきます。

私も相手や相手の実家に迷惑をかけてしまうと悩みました。

離婚に動き出すまでは
「離婚したら相手はどうなってしまうのか」
「義両親に悪い」などと考えていました。

これらの悩みは次のように割り切りました。

  • 子供のために自分が壊れるわけにはいかない
    「このままだと自分が壊れてしまう」
    「1番大切にしたいのは子供のこと」
    今の夫婦関係が改善できないなら
    一緒にはいられないと考えました。
  • 義両親にも当事者になってもらう
    離婚にならないために
    義両親にも協力をお願いしました。
    『協力しない』『離婚を否定しない』
    なら離婚も仕方ないと考えました。

どちらも悪い方向に進んだので
結果として離婚への意思はより固くなりました。

子供のために行動したこと、義両親も巻き込んででも夫婦関係の改善に取り組んだことで、やれることはやった上で子供のために離婚という決断ができました。

また「相手にはあまり負担をかけたくない」
と私は考えていましたが
元妻にそんな考えは1ミリもありませんでした。

「相手のことなんて知ったこっちゃない」
「自分は悪くない・自分が被害者だ」
というスタンスが一貫していて
むしろ清々しいくらいでした(笑)。

もちろん所々腹は立ちましたが
「そういう人だから離婚するんだ」
「離婚を決意して良かった」
「終始嫌な人でいてくれたことには唯一感謝」
などプラスに考えていました。

私は離婚以外では元妻には負担をかけないようにと考えましたが、元妻は自身を正当化して、私のことを敵として容赦なく攻撃してきました。

あなたにとってのメリットは
相手のデメリットになるかもしれません。
でもそんなことは関係ないと割り切りましょう。
相手はきっぱり割り切ってきます。

相手に情けは無用。
離婚は感情ではなく理性的にするものです。

相手の言動を具体的に想定する

メリット・デメリットの多くは
離婚した後に関係するものばかりです。

「~な場合は」「~かもしれない」などの可能性を
どれだけ詳細に考えて整理できるのかが重要です。

未来を確定で当てることはできません。
ですが皮肉にもよく理解してきた相手だからこそ
可能性の高い状況を想定できるはずです。

「相手の考えや行動は理解できない」
と思った方も大丈夫です。
『何を考えてるか・してくるかわからない』
と再認識することに意味があります。

相手の物の捉え方や考え方
自分の主張に対する相手の反応などを
より具体的・詳細に想像してみてください。

離婚相手の特徴・思考・反応を具体的に想像すれば、相手からの予想外の不意打ちを避けられます。

私は元妻を次のように想定しました。
『他責思考』
『感情先行の言動』
『自己中心的な考え方』
『論理的な想像力がない』

終始想定以上に非常識な人でしたが
予想外はほとんどありませんでした。
(想定内であるだけで腹は立ちますよ)

実際にあったお金の話(自宅編)

自宅は名義もローンを私でした。

ライス

自宅の売却で1000万円程度の負債が出るかもしれない。

ライス

元妻には支払い能力もないし負債は子供に影響するだろう。

ライス

負債はこちらで背負うから財産もこちらでもらいたい。
(浪費されて残ってないけど)

元妻

ローンはあなたのものだから私には関係ない。

元妻

お前のせいで家に住めなくなった。どうしてくれるんだ。

元妻

財産は全て折半。隠しているお金がないか通帳全部出せ。

給料口座は元妻が管理していたので
本来なら全て把握しているはず。
把握できていないから
隠し金があると疑っていた。

元妻

ローン残債は●●万円
家の価値は約〇〇万円
差額で△△円の利益が出るはず。その利益を折半しろ。

家の売却には
仲介手数料等の諸費用がかかるが
元妻の試算には含まれていない。

結果
自宅の負債は全て私が負担しました。
残った少ない財産を折半しました。

一応提案してみましたが
想定していた通りの反応でした。
負債の返済込みで今後の見通しを立てていたので
あえて争いませんでした。

争うことで離婚が延びたり
離婚できなくなるのが
最も困ると判断したからです。

可能性の部分まで具体的に想定しておけば
どんな状況にも慌てずに対応できます。

また相手を客観的に認識し直すことで
相手への希望や期待を諦められるので
離婚への気持ちがブレなくなります。

メリット・デメリットそれぞれの優先順位も整理する

メリット・デメリットが整理できたら
それらの優先順位も考えてみてください。
その際「自分にとっての優先順位」が大切です。

周囲の価値観とあなたの価値観は違います。
周囲がどれだけ否定したとしても
あなたの大切な部分なら譲る必要はありません。

離婚はあなたのためにするものです。
優先順位も明確にすることで
納得のいく決断ができます。

子供・時間・お金・仕事など、あなたの大切なものに優先順位をつけて考えてみてください。

私の優先順位は
①離婚②子供③お金でした。

子供と離婚はほぼ同位置にありました。
でも子供への悪影響が顕在化したり
私自身が壊れてしまうかもしれなかったので
まずは離婚することを最優先にしました。

子供のことは調停での話し合いや面会交流で
できる限りフォローしていきたいと考えました。

子供に会えなくなる日が来るかもしれません。
それでも私自身はこれから先もずっと
『子供のことなら何でもしてあげたい』
という思いだけは変わりません。

離婚できなければ私の大切なものは守れないと考えたので、離婚することを優先順位の1位にしました。

お金もこれからの生活や子供のために重要です。

元妻はもともと浪費家で
結婚後も子供が産まれても変わりませんでした。
たぶんこれからも変わらないでしょう。

なので私が子供分の貯蓄も作って
将来渡してあげたいと考えています。
お金だけでも子供に不自由させたくないです。

元妻には子供のための貯蓄は作れないので、養育費とは別に用意してあげたいと考えています。

メリット・デメリットの優先順位を明確にすれば
自分の軸がより強固となりブレなくなります。

自分の主張が全て通らない場面でも
優先したいものがわかっていれば自分にとってのベストな選択ができます。

「自分にとっての」メリット・デメリットを理解する

今回は離婚するメリット・デメリットを
具体的に整理することについてお伝えしました。

  • 中・長期的な視点で考えるのが大切です。
    離婚した後に大きく影響します。
  • メリット・デメリットに思いやりは不要。
    相手はあなたを敵のように見てきます。
  • 相手の言動や反応は詳細に想定します。
    想定していれば慌てずに対応できます。
  • 優先順位をつけて考えてみてください。
    大切なもの・譲れないことが明確になります。

メリット・デメリットを整理して
客観的な状況と合わせて考えることで
離婚の必要性を様々な視点から検討できます。

離婚は人生における大きな決断です。
あなたには離婚で後悔してほしくありません。

次の記事では私自身のメリット・デメリットを
実例とともに紹介していきます。

離婚で悩んでいる方へ

これからも私自身の体験をベースに
夫婦関係や離婚に関する悩みに
少しでも役立つような記事を書いていきます。

気になることや質問・コメント等がありましたら
気軽にお寄せください。
いつでもお待ちしています。

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